チーム戦でモチベーションを高め、健康管理を習慣づける

インボディ・ジャパンでは、「脂肪を減らして、筋肉を増やす」をテーマに、参加者が指定された期間内で生活習慣の改善に取り組み、InBodyの測定結果 (筋肉量・体脂肪量・InBody点数) の変化から健康状態を評価する健康増進プログラムとして「InBody Challenge」を開催しています。InBody Challenge2023では、2022年度の参加者を大きく上回り、全国で約2,000名が3ヶ月間体成分の改善に取り組みました。

また前回と同様に会社全体の健康意識の向上を目的として、インボディ・ジャパン社内でも2023年7月~10月の3ヶ月に渡り、InBody Challengeを開催しました。前回は個人戦のみでしたが、今回より新たな試みとして2~4人でチームを組んでエントリーするチーム戦の2部門に分けて企画しました。

個人戦ではモチベーションを維持することが難しかった参加者も、チーム戦であればチーム内でモチベーションを高め合うことができ、最終測定まで気持ちを切らさずにトレーニングや食事管理に励んでいる姿がありました。


InBody Challengeの流れ

▲ 企画開始から結果発表までの流れ

まず、InBody Challenge開始1ヶ月前に全社員へ告知し、参加者を募集しました。今回は、より多くの社員が入賞のチャンスを得られるように、個人戦とは別にチーム戦も設け、2~4名のチームでのエントリーも募集しました。

参加者は初回測定を7月1日~31日の中で行い、10月の最終測定に向けて各自で体成分改善に取り組みます。最終測定開始前にも参加社員にリマインドし、10月1日~31日の中で最終測定を行ってもらいました。2022年度InBody Challenge終了後、参加社員を対象にアンケートを行ったところ、「上位入賞者に用意されていた賞品を目指したことでモチベーション維持に繋がった」 という声が多く上がりました。そこで、今回も各部門の上位入賞者3名までに豪華賞品を用意し、社員の参加意欲の向上を促しました。

測定機種には、フィットネスなどでも多く導入されているInBody470を使用しました。InBody470は、全身の筋肉量や体脂肪量に加え、部位別の筋肉量や体脂肪量も確認できます。またInBodyアプリとも連動でき、社員が個人の社用スマートフォンでいつでも自身の測定結果を確認できる点も魅力の1つです。


測定結果の管理方法

今回InBody Challengeに参加した社員は個人戦76名、チーム戦は18チーム49名でした。参加者の測定結果を管理するツールとして、昨年と同様に「LookinBody Web」を使用しました。「LookinBody Web」は、インターネットに接続したInBodyとLookinBody Webアカウントを連携することで測定結果をクラウド上で管理できるサービスです。InBody測定を行う際に携帯番号を入力すると、測定結果が自動的にInBodyアプリ内に転送されるため、印刷した結果用紙を持ち歩かずとも、参加者は自身のスマートフォンでいつでも測定結果を確認できます。また、管理者は測定者の結果を全てクラウド上で一元管理できます。データの閲覧はもちろん、参加者毎の体成分の変化や各項目のランキングなども確認できることから、LookinBody Webを活用して測定から集計までを行いました。
▲ LookinBody Web

【クラウドサービス LookinBody Webの特徴】
・ インターネットに接続し、パソコンやタブレット、スマートフォンで測定結果の管理が可能。
・ InBody専用のアプリをインストールすることで測定した結果をスマートフォンから閲覧可能。
・ 期間を定めて測定者の体成分改善の傾向や、測定頻度など様々な統計データを確認可能。


評価方法

今回は、筋肉量と体脂肪量の変化を反映する総合的な指標である ”InBody点数の増加量” を評価項目としました。個人戦・チーム戦のどちらも、初回測定から最終測定までのInBody点数の増加量を評価しており、チーム戦では各チームの平均増加量を算出しました。各社員の点数増加量はLookinBody Web の中の「レポート」から簡単に確認できます。

レポートでは、自動で集計された測定者の体成分・InBody点数の推移や、変化量などの結果を一目で確認できます。また、ランキング形式で分析結果が表示されるため、施設や企業内でイベントを行う場合でも集計の手間がかかりません。

▲ LookinBody Webレポート内のランキングレポート詳細

測定者のInBody点数増加量は、ランキングレポートの詳細から、「InBody点数TOP10」で確認できます。また、LookinBody Webでは測定者を区分(チーム)に分類し、そのチーム毎に測定結果を自動で集計できます。「区分ランキング」では、区分ごとの測定回数、体重・筋肉量・体脂肪量の推移、InBody点数の順位が自動でランキング表示されます。今回はこの機能を使用し、個人戦とチーム戦の結果を集計しました。「区分ランキング」での点数増加量は、チームメンバーの点数増加量の合計で表示されるため、その値をメンバーの人数で割ることで平均増加量を算出しました。

▲ LookinBody Webレポート内の区分ランキング

【レポート機能の活用方法】
・ 自動集計した結果から、体成分・InBody点数の数値や変化量をランキング形式で確認可能。
・ TOP300までランキング表示できるため、参加人数が多い企画でも対応可能。
・ 区分でチーム分けでき、チーム毎の結果を集計・分析も可能。


最終結果と上位入賞者がチャレンジで取り組んだ内容

集計の結果、この3ヶ月間で個人戦では1位が+9点、チーム戦では1位のチーム2名がそれぞれ+8点、+6点(平均+7点)の点数増加に成功しました。次に、それぞれ各部門1位の社員が期間中に取り組んだことを一部ご紹介します。


個人戦
InBody点数増加量部門 第1位の社員(50代男性)の場合

【取り組んだこと】
・もともとマラソンと自転車が趣味で定期的に運動していたが、InBody Challenge期間中も継続して行った。
・食事面では、糖質を摂りすぎないように主食の白米の量を調整するなどの工夫をした。
・運動面では、普段よりも強度を上げて、腕立てと腹筋を毎日50回ずつ継続して行った。

【モチベーション維持の理由】
・入賞して景品が欲しいというのも大きいが、11月にマラソン大会を控えていたこともあり、その大会で良い成績を残したいという目標もあった。明確な目標が二つもあったため、士気を下げずに継続できた。

【アプリで活用した項目】
① 詳細の「InBody点数」、履歴の「InBody点数」
理由:評価項目だったので、定期的に測定しながら常に自分が今どのくらいの点数なのかを確認して運動していた。履歴でもInBody点数の推移を確認できるため注視しており、右肩上がりになっていると嬉しくてモチベーションにもなった。

② 詳細の「部位別分析」 ※業務用InBodyで測定した場合のみ表示されます。
理由:下半身を使うスポーツをしていることもあり、特に下肢の筋肉量の数値を確認していた。

▲ 左から詳細の「InBody点数」「部位別分析」、履歴の「InBody点数」


チーム戦
InBody点数増加量第1位の社員(30代男性2名)の場合

【取り組んだこと】
・(社員A)食事面では、栄養士と調理師の資格を持っている妻に協力してもらい、食事の総量を減らした。白米を、食物繊維の多い十五穀米に変更するなど、食事内容も意識した。毎日飲んでいたお酒も、イベントをきっかけに控えるようにした。
・(社員A)運動面では、室内にエアロバイクがあるので週4日1時間を目安に就寝前運動していた。

・(社員B)スタート時の体重が適正体重と比較して軽かったため、ダーティバルク(摂取カロリーが消費カロリーを上回る状態で、体を大きくするための方法の一つ)に取り組んだ。食事はタンパク質のみ意識しながら、常にオーバーカロリーを意識した。好きなものを食べられるので継続しやすく、比較的短期間で体を大きくできた。
・(社員B)ジムに入会し、週3回を目安に筋トレを行った。ランニングなどの有酸素運動は体重を増やしにくいため控えたが、来年2月のマラソンに向けた良い休憩期間となった。

【モチベーション維持の理由】
・(社員A)チームメンバーの足を引っ張りたくないという気持ちがモチベーション維持に繋がった。妻も一緒にダイエットに取り組んでいたことも継続に繋がり、実際に妻もダイエットに成功したので非常に有意義だった。

・(社員B)チームメンバーが同じくらいのInBody点数からスタートしていたので、一緒に入賞したいという良い意味でのプレッシャーのおかげで継続できた。結果用紙の中の「体重調節」で、あとどれくらい筋肉量を増やして、体脂肪量を減らせばいいのか目安がわかったので、それもモチベーション維持に繋がった。

【アプリで活用した項目】
① 詳細の「筋肉-脂肪」
理由: 骨格筋量と体脂肪量のバランスが一目で確認でき、棒グラフの長さで簡単に自分の体型を評価できるので、自身の体成分の変化を実感しやすかった。期間中も定期的に測定し、筋肉や脂肪の変化を観察しながら運動や食事の計画を随時見直すことができた。

▲ 詳細の「筋肉-脂肪」


まとめ

▲ 入賞した社員の集合写真

前回も社員が自身の体成分を把握し、健康を改めて見直す機会となったInBody Challengeでしたが、今回も同様に社員の健康意識を高めるイベントとなりました。また、今回新たに設けたチーム戦では、個人戦とは異なりチームメンバーと切磋琢磨しながらトレーニングに励むことができ、3ヶ月間楽しく継続できたという声が多くありました。チーム戦を導入することで、社員の健康増進に留まらず、社内のコミュニケーションを活性化させるきっかけにも繋がります。会社全体の健康増進、そして社内のコミュニケーションを促すイベントとして、今後も定期的にInBody Challengeを開催していきます。社員の健康管理を考えている企業様やご施設でもInBodyを活用してイベントを行ってみませんか?InBody Challengeの仕組みをより詳しくお伝えすることも可能ですので、お問い合わせお待ちしております。

【InBody Challengeのまとめ】
・ 「脂肪を減らして、筋肉を増やす」をテーマに76名の参加者が体成分の改善を目指して取り組んだ。
・ より多くの社員が入賞できるようチーム戦を設け、結果として社員のモチベーション向上・維持に繋がった。
・ 参加者の測定結果を管理するために、クラウドサービス「LookinBody Web」を使用した。
・ InBody Challengeの結果、1位の社員はInBody点数を9点上げることができた。
・ チャレンジ終了後も自身の健康のために運動や食事を考えたいという声が多く、社員の健康意識を高める良いきっかけとなった。