AND美容外科
-客観的な数字で見える、安心安全な美容医療へ-
✓InBodyを活用する目的
● 施術の効果を、InBodyの測定結果を用いて患者様に実感してもらうため
● 集約した測定データを研究に活用するため
✓InBody380N導入の決め手
● 操作も簡単で扱いやすい上に連続測定をしても数値の誤差がほとんどなく、導入後のサポートも充実している点
✓得られた効果
● InBodyの測定データが自動でLookinBody Webに集約されるため、データを横断的に確認できるようになり、研究にも活用しやすくなった
● 筋肉を維持しながら、体脂肪だけを減らすかという点を重視しており、実際にInBodyでその変化を確認することができている
● 施術の効果と安全性をInBodyの測定結果から実感していただける
機種モデル:InBody380N
AND美容外科は、 ”「美しくなる」は、人間の権利だ。” をモットーに、美容外科をはじめ、医療痩身、美容皮膚科、美容形成、矯正歯科・審美治療など、幅広いサービスを通して患者一人ひとりの様々な悩みに寄り添っています。関東エリアを中心に、北海道から沖縄まで全国30院を展開し、性別や年齢を問わず丁寧なカウンセリングと根拠のある施術によって安心安全な美容医療を提供しています。AND美容外科の中でも渋谷院は中心的な役割を果たしており、20~70代の幅広い患者に対する美容医療サービスの提供だけでなく、医師の教育や研修にも力を入れています。
▲ 林 鍾学 先生
林 鍾学(リム・ジョンハク)先生は、代表理事でありながらも医師として施術やスタッフ教育に携わっています。日本・韓国・中国の3ヶ国で医師免許を取得し、韓国では美容外科医の学術団体「美容外科学会」を立ち上げ、現在も会長を務めています。また、過去には愛媛大学医学部で非常勤講師、アメリカのインディアナ大学医学部解剖学講座で講師を勤めるなど、医師の教育にも注力しています。林先生は韓国を拠点にしながら、アジア全体の美容医療をリードする存在です。
林先生:
「実は、絵を描くことが好きでもともとは画家志望だったんです。しかし、何十年と長い間病気を患っていた父から医者になってほしいと言われたことをきっかけに医師を目指すことを決めました。韓国で医師免許を取得した後、日本に渡って大阪大学で研鑽を積みました。特に外科では美的センスが必要とされると思い、自分の好きなことや得意なことが活かせるのではないかと考え、皮膚科と形成外科を専攻として学んでいました。病気のある患者様を治してマイナスを0にする他の診療科とは異なり、美容医療は0をプラスに変えていく未来志向の部分が強い診療科であると捉えています。施術によって患者様に自信を持たせ、笑顔を生み出せる点が大きな魅力であり、やりがいを感じています。」
医師や研究者から信頼のあるInBody
林先生がInBodyと初めて出会ったのは今から約20年前に遡ります。当時、林先生は韓国で最新機器を用いた医療痩身を行っていました。韓国ではちょうどInBodyが広く販売され始めた頃で、林先生も痩身治療に用いる機器の一つとしてInBodyを導入していました。その頃からInBodyへの信頼があったため、日本でAND美容外科を開院する際にも迷いなくInBodyが選ばれました。
▲ 院内に設置されているInBody380N
林先生:
「日本だけではなく韓国・中国の医師の間でも、InBodyへの信頼は非常に高いです。AND美容外科を開院してすぐは、男性ホルモン(テストステロン)の数値と体成分の関係を調べるためにInBodyを導入しました。その後、痩身サービスを強化していく方針が固まったと同時に、ほとんどの店舗でInBodyを導入しました。操作も簡単で扱いやすい上に連続測定をしても数値の誤差がほとんどなく、導入後のサポートも充実していて、日々の業務において大変心強く感じています。」
また、AND美容外科ではInBodyの測定データを一元管理するため、クラウド型管理者ツールであるLookinBody Web(以下、LBWeb)も導入しています。
林先生:
「今までは、結果用紙をスキャンしたり、USBを使ってデータを出力したりと、かなり手間がかかる方法でデータ管理を行っていました。もっと簡単にデータを管理できる方法がないか悩んでいたところ、営業の方からLBWeb というクラウドサービスをご紹介いただきました。」
LBWeb は、InBodyをインターネットに接続してLBWeb のアカウントと紐づけることで、測定結果をクラウドに自動で保存・管理できるサービスです。測定の際に携帯番号を入力すれば、データは自動的にInBodyアプリへ反映されるため、患者は自分のスマートフォンからいつでも自由に測定結果を確認できます。また、管理者にとっては全ての測定データをクラウド上でまとめて管理できるのも大きな利点です。現在、渋谷院をはじめ、ほとんどの店舗で LBWeb を導入しています。
林先生:
「LBWeb にデータが自動で集約されるおかげで、業務上の手間が省けてデータの収集が格段に楽になりました。データが一元管理されているので統計処理も行いやすく、データを横断的に確認できるようになり、研究にも活用しやすくなりました。どの診療科においても医療は科学ですから、統計データの収集や分析は円滑に行うことが重要です。その点でも、LBWeb には大変助けられています。」
医療痩身におけるInBodyの有用性
AND美容外科のオーダーメイド医療痩身サービスを受ける患者は、受付を済ませた後に毎回必ずInBody測定を行います。結果用紙やアプリに転送された測定データを見ながら、医師が患者と一緒に医療痩身サービスの効果を丁寧に確認しています。
林先生:
「医療痩身サービスを希望されている患者様は、もちろん ”痩せたい” という想いで来院されますが、”痩せる” というのは単純に体重を減らすことだけではありません。体重や体脂肪量が減ったとしても、筋肉量まで一緒に減ってしまえば成功とは言えません。いかに筋肉を維持しながら、体脂肪だけを減らすかという点を重視して患者様にもお話ししています。中には極端に食事量を減らしてダイエットする方も見受けられますが、当院ではInBodyの結果を定期的に確認しながら、しっかり食べて医療痩身で健康的に痩せるというスタンスで患者様をフォローしています。」
医療痩身サービスの効果は、定期的なInBody測定データの中で明確に現れています。InBodyの測定結果にある「体成分履歴」を用いて、体重とその内訳である筋肉量・体脂肪量の変化を患者と一緒に確認しています。
▲ 4ヶ月間の医療痩身サービスを受けたAさんの測定結果
Aさんは、4ヶ月間の医療痩身サービスを受けた結果、筋肉量をほとんど維持したまま、体脂肪量-10.0kg、体脂肪率-11.3%と、大幅に体脂肪を減らすことに成功しました。
林先生:
「施術を開始して間もない頃は、まだ直接的な変化が少ないために効果を実感しにくいことも多く、モチベーションが低下しやすい時期です。そのような時期でもInBody測定結果を確認することで、体脂肪量がしっかりと減少していることを数値で実感できます。最近は内服薬や自己注射によって減量を試みる方も見られますが、その方法では筋肉量の維持が難しく、多くの場合は体重の減少とともに筋肉量も減少して不健康な痩せ方に繋がってしまいます。当院の医療痩身サービスでは、スルリム注射(脂肪溶解注射)を基本として、内服薬や脂肪冷却、脂肪吸引などの施術を行います。定期的にInBodyで体成分を確認しながら、患者様の状態に応じて施術内容を調整し、食事指導も行います。そのため、健康を損なうことなく減量を進めることが可能です。更に、測定結果で筋肉量が保たれていることを確認することで、治療の安全性を客観的に示せるだけでなく、患者様自身のモチベーション維持にも繋がり、継続して通院していただけるように感じます。」
美容医療業界の課題
厚生労働省の医療施設調査・病院報告¹⁾によれば、日本国内の美容外科施設数は2020年から2023年の3年間で43.6%増加しています。その背景には、美容への関心の高まりやSNSの普及などによる需要の拡大があります。一方で、美容外科を専門に選ぶ医師も増加しており、美容外科分野では医師の質がより一層問われるようになっています。林先生は、医師の育成を通じてより安全な美容医療の実現を目指しています。
林先生:
「世界的に美容外科の数や需要が高まって、美容外科医師も急増しています。それに伴い、美容外科医師の質の低下は国際的な課題になっています。今後も美容外科医師は増えていくと予想され、徹底した教育プログラムによる十分な研修を積んだうえで、安全に良い結果をもたらせる施術を提供できる技術が必要とされます。今後も、医師の教育に重点を置き、誰もが安心できる美容医療を提供したいと強く思います。」
また、林先生自信も美容医療を牽引する医師として、今後も美容医療業界がより発展していくために必要な進化を常に見据えています。
林先生:
「美容医療を通して、美しくなると共に健康であるようにサポートしたいと考えています。外見だけ綺麗になるのではなく、体の内側から健康に美しくなるために、患者様のライフステージ全体を支えられるような総合的な医療機関を目指しています。そのためには、体の中身を確認できるInBodyが必要不可欠であり、特に医療瘦身では当たり前に活用されるべきだと考えています。また、私は常に現状に満足しないことを心掛けています。今存在している治療法よりもさらに安全で、すぐに効果が確認できるような治療法を求めて、今後もInBodyを使って研究を行っていきます。」
参考文献
1. 厚生労働省「令和5年医療施設(静態・動態)調査・病院報告」