アナハイム・ダックス
-パフォーマンス維持にInBodyを活用-

機種モデル:InBody770

アナハイム・ダックス(英: Anaheim Ducks)は、カルフォニア州アナハイムを拠点としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のプロアイスホッケーチームです。8チームからなるパシフィック・ディビジョンでは2012-2013年シーズンから5年連続優勝を挙げており、15チームからなるウェスタン・カンファレンス・プレーオフでは過去2回チャンピオンとなりました。

アナハイム・ダックスのストレングス&コンディショニングコーチを務めるマーク・フィッツジェラルドは、ハイパフォーマンスジムを備えたエリートトレーニングシステムの管理者でもあります。選手のパフォーマンスを高めるためには、トレーニング・栄養・休息が必要不可欠であるという自身の理念に基づき、彼は選手を指導しています。NHLシーズンは選手達にとって身体的にきつく、休む暇がないほど慌ただしくなります。そのため、選手の体成分を組織内で迅速且つ正確に測定できる技術が求められていました。信頼できる情報源からInBodyを紹介され、自己検証を行った結果、彼はこの問題を解決できるのはInBodyだけだと考えました。


ダックスの時間をより有効利用できる手段

全NHLフランチャイズの運営では、時間に余裕がないという問題が生じていました。2016-2017シーズンリーグ時の82試合と64,000kmを超える移動距離は、選手達にとって身体的に厳しいスケジュールとなりました。「移動と試合スケジュールはとても深刻な問題でした。氷上という特別な環境で行われる試合で、必要な栄養・休息・体力を考慮しないと、選手を非常に危険な状態にしてしまいます。」

フィッツジェラルドは選手の健康を維持し、試合に備えるための包括的なプログラムを作りました。パフォーマンス向上のために身体状態に関する情報を毎日選手に伝えました。このプログラムはフィッツジェラルドが選手のコンディションを追跡し、選手との会話を深めるきっかけとなりました。体成分は活動評価の指標となります。課題は一貫性且つ正確性のある方法で選手を測定することでした。

アナハイム・ダックスは拠点近くの大学の協力の下DEXAを利用していましたが、数kmの距離でさえ選手を施設の外に連れ出すことは困難でした。チームでの移動スケジュールがないとき、選手達は限られた時間の中で施設を利用していました。加えて、練習・撮影会・調整など多くのことをこなしていました。体成分測定は重要でしたが、DEXAの実施は選手達の貴重な時間を潰していました。定期的に選手20人を外部施設に連れ出し、測定時間10分のDEXAによる体成分測定を実施することはほぼ不可能でした。DEXAを組織内に導入する案は物流的な問題のために採用されませんでした。フィッツジェラルドが求めているものは、DEXAと同様の一貫性と正確性があり、迅速且つ便利なキャリパーのような組織内で使用可能なツールでした。「我々は数多くの技術を使用しており、その技術を有用なものにするためにも、導入する技術には注意を払っています。そして、導入する技術は長期間使用したいと考えています。なぜなら、長期間継続的に使用することで、測定データから我々が試そうとしていることの価値が見えてくるからです。」フィッツジェラルドは様々な体成分分析装置の評価や比較をし、自分が求めていたものはInBodyであると気づきました。


InBodyの結果はゴールドスタンダードと一致

フィッツジェラルドは他社BIA装置に精通しており、InBodyと異なる装置も使用していました。「最初からInBodyは私に売り込む必要がありませんでした。InBodyを使用した者が近くにおり、その者がチームの誰かに話している内容を実際に見聞きしました。信頼できる情報源からの口コミは私にとって大きな影響力がありました。」NHL・ナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)・ナショナルフットボールリーグ(NFL)・メジャーリーグベースボール(MLB)の30以上のチームは既に有用なコンディショニング装置としてInBodyを活用していました。

年間フィットネストレーナーとして過去2回表彰されたパーソナルトレーナーのトッド・ダーキンは、施設でInBodyを使用しているという理由のために優れた評価を受けました。フィッツジェラルドはダーキンのInBodyに対する満足な評価を見て、InBodyを試してみようと考えました。フィッツジェラルドは一貫性のある管理をするために、週1回の頻度で毎回同じ時間と状態でInBody測定を実施しました。たった2回の測定後に測定結果の一貫性が見え始め、さらに数回の測定後には測定結果の活用用途に気づき始めました。測定をすればする程、InBodyが納得のいく機械であると感じるようになりました。

次に、彼は協力関係にある大学にその結果を持っていきました。大学側がフィッツジェラルドに以下のことを伝えました。「InBodyは大学で行っている研究でも有用できる役立つ機械でした。InBodyの結果と、ゴールドスタンダードであるBod PodやDEXAを比較したところ、それらの方法と同じくらいInBodyは正確であるということが分かりました。」信頼性のある情報源からの紹介、自己検証、一流大学による検証があったからこそ、フィッツジェラルドにとってInBodyは選びやすい選択肢となりました。


1分以内で有効な情報を獲得

InBody770による簡易な測定と高精度な情報は、アナハイム・ダックスの試合に変化を与えました。InBody770は60秒以内に各部位ごとの体水分量・筋肉量・体脂肪量の正確な測定値を提供します。選手に必要なトレーニングを作成するために、現在もフィッツジェラルドは組織内で定期的に選手を測定し、有用なデータを集めています。InBody測定結果は専用の結果用紙で提供され、フィッツジェラルドは選手との会話のネタとして活用しています。最高レベルのプロスポーツにおいて、選手は自分が実施していることを理解したいと考えているため、コーチと選手の対話が最も重要となります。フィッツジェラルドにとって結果用紙は教育過程において欠かすことのできないものであり、InBodyは選手の食事内容や運動計画を作成する手助けとなっています。

栄養とコンディショニングの2つに観点を置いて、フィッツジェラルドは選手全員が、氷上でも長時間パフォーマンスを発揮できるよう、バランスのとれた強靭な身体を維持することを目標にしました。フィッツジェラルドは筋肉量を用いて、シーズン中の目標を選手ごとに設定しました。筋肉量の変化に合わせて、最適な栄養処方を行うことができます。「筋肉量を維持できる高品質のプロテインを摂取すると、軟組織の損傷を修復し、筋肉量を維持できます。コンディショニング指導と、選手のパフォーマンス向上が合致することで、私が選手に向け話していることの妥当性が生まれます。指導と成果が繋がり、繰り返されて円のように循環していきます。」


体成分分析の項目は、更に栄養供給が必要なのか、あるいはダイエットが必要なのか、一目瞭然です。

フィッツジェラルドは選手の身体をより理解するためのガイドとして、部位別筋肉量の項目を活用しています。多くのアイスホッケー選手は左右の筋肉バランスが不均衡です。理由は軸足でホッケーパックをシュートするため、軸足の筋肉が発達して左右差が生じるためです。ホッケー選手は特にパフォーマンスが調子の良い時ほど、筋肉バランスが不均衡であることに気づきにくくなります。そして、筋肉バランスの不均衡は怪我の要因になりかねません。「部位別筋肉量の項目を見ることで、怪我が生じた理由を選手に伝えることができます。両脚と両腕の筋肉量の左右差が、片半身を集中的にトレーニングさせる理由になります。我々はできる限り筋肉バランスの均衡を保とうと考えています。完璧な均衡を保つことはできませんが、以前より少しでも改善できるよう努めています。また、筋肉バランスに関することは選手との会話のきっかけにもなります。」

InBody結果用紙は理解しやすい構成となっています。


選手のパフォーマンスを反映するInBody結果

フィッツジェラルドは、データに基づき個人に合わせた計画を立てることに意味があると考えています。ダックスのトレーニング施設では、フォースプレートを使って選手の力の動きを見ることができます。フォースプレートの計測値とInBody770の結果を比較することで、関係性を見出すことができます。4週間で選手の力量が5%アップした結果とInBodyの結果を比べてみます。InBodyでは、高品質のプロテインが筋肉量を増加させたこと、片半身集中トレーニングが筋肉バランスを改善させたことを読み取ることができます。フィッツジェラルドは、栄養とコンディショニングの取り組みがパフォーマンス向上に直結していることを選手に示しました。彼の取り組みが、選手の理解を助け、コンディショニングプログラムの有用性を証明しました。「選手自身が取り組みへの理由と効果を理解できるようになれば、試合を有利にすることができます。InBodyは選手達の理解を深めることができる1つのツールです。そして、InBody結果用紙はとても具体的で、選手達が継続して管理できるようになっています。」栄養・トレーニング・改善の関係性を作るために、選手のInBody結果用紙を収集しています。プログラム構成の一部としてInBodyを導入してから、アナハイム・ダックスでは以前よりも怪我が減少しました。


自分自身の成長を実感する選手達

フィッツジェラルドがフランチャイズを任せられたときの彼の目標は、選手の力とコンディショニング・栄養・休息を全て含むプログラムを作成し、選手の健康を増進させることでした。フィッツジェラルドはInBodyを選手の測定のみでなく、結果用紙をデータ収集のためにも活用しています。「InBody結果を提示することが選手との会話のきっかけとなります。 “これの意味は何ですか? ” “正しい方法で私はトレーニングしていますか? ” “どうしたら改善・向上できますか? ” 選手とこのような会話をするために、私はここで指導しています。」

プログラムにInBodyを導入した後、フィッツジェラルドは一貫した指導ができるようになりました。InBody結果用紙は客観的な証拠を提示するため、彼が信頼できるトレーニング・食事方法を基に指導していることを選手達は理解しています。選手達は結果を集めながら、よりプログラムに取り組んでいます。積極的にプログラムに励む選手達は、氷上でより強く、よりパフォーマンスが向上していることを実感しています。「毎試合出場できた選手は何人いるでしょうか? ここ数年間で比べると、毎試合出場できた選手は多かったと思います。過去怪我を負った選手は今後何人怪我をしないでいられるでしょうか? 我々は選手達に介入し、習慣に変化を与えましたが、選手達は習慣の1つにInBody測定が加わったことに対し満足を覚えているようです。」

原文記事
How the Anaheim Ducks use InBody to Stay at Peak Performance

The Anaheim Ducks are an NHL team based in Anaheim, California. The Anaheim Ducks have won the Pacific division every year since the 2012-2013 season and have made the Western Conference championship two of the last three years.

Mark Fitzgerald is the strength and conditioning coach for the Anaheim Ducks and the owner of Elite Training Systems, a high-performance training center catered to athletes. His philosophy is improving player performance through training, nutrition, and rest. The NHL season is physically demanding and hectic. Thus, Fitzgerald was looking for technology that could measure his player’s body composition in-house quickly and provide accurate, informative outputs. After referrals from trusted sources and self-experimentation, Fitzgerald found his solution in the InBody.

A tool better utilize the Ducks’ time

Time constraints are an issue every NHL franchise must manage. The Ducks had the extra challenge of having the longest travel schedule in the league for the 2016-2017 season. During the course of 82 games and the 40,000+ travel miles, their players’ bodies began to break down.“The travel and the schedule are very real issues. If you don’t take them into account in your nutrition profile, your rest, your work to rest on the ice, then you’re going to be putting your athletes in a pretty dangerous position.”

Fitzgerald created a comprehensive program to keep players healthy and ready to play. Players receive a daily report on their bodies’ readiness to perform. This allows Fitzgerald to track player condition and create open dialogue between player and coach. Body composition is a vital metric of the assessment. The challenge was how to test the players consistently and accurately. Fitzgerald had experience working with calipers and although they were quick and easy to use, he found the results were inconsistent.

The organization had access to a DEXA through a partnership with a local university. But to send players outside the facility, even just a few miles up the road, was difficult. When the team wasn’t traveling, the team was trying to accomplish a lot in the limited time available in the facility. The players had practice, film sessions, conditioning, etc. Although body composition testing was important, the time it was taking to test was taking away valuable time that could be put into other more productive activities. To get all 20 players tested with a 10-minute DEXA scan outside the facility was almost impossible to perform on a regular basis. The idea of bringing a DEXA scanner in house was a logistical nightmare of its own. What Fitzgerald needed was an in-house tool that was fast and convenient like calipers that also provided the accuracy and consistency of a DEXA.“We use a lot of technology in Anaheim, and I’m careful with what technology we do bring in because I want it to be valuable. I want it to be something I can use for a long time because the value of all this testing data is to do it consecutively and to do it over a term and that’s where the value of what we’re trying to do here is seen.” After reviewing and comparing other body composition devices on the market, Fitzgerald found what he needed in the InBody.

InBody results on par with more expensive methods

Fitzgerald was familiar with the other BIA devices on the market, but what separated InBody was who was also using the device.“From day one, InBody did not have to sell me on it. It’s always been, “Here’s what we do. Here’s who’s using us. Talk to any of the teams that are using it. Talk to them and see what they say. To me that’s huge.” Over 30 teams from the NHL, NBA, NFL, and MLB were already using InBody as well as the top names in strength and conditioning.

Todd Durkin, two-time Fitness Trainer of the Year and a personal colleague, was receiving exceptional results from using it at his facility. His satisfaction with InBody convinced Fitzgerald to give it a try. Fitzgerald tested the InBody on himself once a week, same time everyday, in the same fasted state to check consistency. After only two tests, he began seeing consistency in the testing results. A few more tests later, Fitzgerald began realizing the multitude of applications he could use with the outputs from the InBody. The more Fitzgerald tested, the more satisfied he became with the InBody.

Next, he took the results to the Ducks’ university partner. What the university told him blew him away. “The university that we work with was able to validate, in some studies that they did, that it’s a valuable tool. When the university compared it to some of the other more expensive methods, the Bod Pod and the DEXA, they said it was right along with them.” After trusted recommendations, self experimentation, and validation from a top university, InBody became an easy choice.

Gettig viable information in under 1 minute

The ease of testing and the quality of information of the InBody 770 became a game changer. In 60 seconds, the InBody 770 gave Fitzgerald and his team accurate measurements of fat mass, skeletal muscle mass, and body water in each segment of the body. Fitzgerald is now able to test his players on a regular basis in-house and collect vital data to tailor his training for his players needs. All of the outputs from the InBody Test are provided on the InBody result sheet, which Fitzgerald uses to open dialogue with athletes on areas to focus on. At the highest level of professionals sports, open dialogue between coach and athlete is paramount. Professional athletes want to understand what they are doing. For Fitzgerald, the result sheet is essential in the education process. The InBody provides outputs that Fitzgerald can tie to his diet plans and workout plans.

Two areas of focuses are on nutrition and conditioning. His goal for all his players is to maintain a balanced, strong body so that they can stay on the ice. Fitzgerald uses lean body mass to set targets for each of his players to maintain during the season. As the number increases or decreases, he can relate it back to what they are doing for nutrition.“If you eat more higher sources of protein, it’s going to keep lean muscle mass on, you’re not as susceptible to soft tissue injuries and you keep that lean muscle. When one leads to the next and they’re intermingled, it brings more relevance to what I’m saying. It’s full circle.”

This helps reinforces the importance of diet and supplementation. Fitzgerald uses the Segmental Lean Analysis section on the InBody result sheet as a guide to help the athlete better understand their body. Most hockey players are asymmetrical because they usually shoot a hockey puck off their dominant leg, working one side of the body significantly more than the other. A hockey player might not feel like they are physically unbalanced, especially if they are performing well. But an asymmetrical body can be vulnerable to injuries.“Looking at the segmental analysis you’re able to tell them that’s why that happens. That single leg and single arm work I have you do – that’s why I have you do that work. We want to be able to balance those two things out. It’s never going to be perfectly balanced but we try to keep them a little more balanced than they are. Again, it opens the door for conversations.” The InBody result sheet makes that easy to understand.

Correlation InBody outputs to athlete’s performance

Fitzgerald feels his value is in taking all the data, make sense of it for the players, and creating personalized plans. At the Duck’s training facility, they can take an athlete’s force plate number and see an athlete’s force production during a workout. He can then take the outputs of the InBody 770 provides to make correlations.If an athlete has increased their force production by 5% over the last four weeks, Fitzgerald can compare those results to the InBody output. The InBody can show that after the addition of quality protein in the diet lean body mass increased. Or the addition of a single leg workout routine has lead to better balance between the right and left leg.Fitzgerald can show his players with data that their efforts in nutrition and conditioning has directly lead to an increase in performance. That creates understanding for the players and validation for him and his programs.“If you can find a way to help the athlete make sense of why they’re doing what they’re doing and how it benefits them, you’re ahead of the game. InBody allows me another tool to do that. It helps that [the Result Sheet is] tangible and it’s something they can hold onto.” Using the InBody result sheet to create that connection between nutrition, training and improvements has led to buy-in from the players. Since implementing the InBody as a component of the program, the Anaheim Ducks have seen a reduction in injuries compared to years prior.

Athletes seeing the difference themselves

When Fitzgerald entered the franchise, his goal was to improve player health by creating a program that would encompass player strength and conditioning, nutrition, and rest. With the InBody, not only was Fitzgerald able to test his players quickly and accurately, but he also was able to use the InBody result sheet to create buy-in from his players.“With the InBody print out, it open dialogue with the athlete, “Hey, what does this mean? Am I trending in the right way? How can I improve?” When you open those conversations with your athletes, that’s why I’m here. That’s why you coach.”  

After adding InBody to his program, Fitzgerald has been able to take everything he is doing and bring it full circle. Players understand better why Fitzgerald has them train and eat a certain way because the InBody result sheet provides them objective proof. They buy in and are more committed to the program. After committing fully to the program, the players feel stronger, perform better, and stay on the ice.“How many guys on our team played every game? I think we had quite a few compared to the last few years. How many guys that had injury issues in the past don’t have them anymore? We’ve made an intervention and changed what they’re doing and guys are happy to be in here every morning and happy to be part of what we’re doing.”

Original Source: https://inbodyusa.com/blogs/case-studies/how-the-anaheim-ducks-use-inbody-to-stay-at-peak-performance/