喜多機械産業株式会社
-社員一人ひとりが元気に笑顔で仕事ができる環境づくり-

✓InBodyを活用する目的
● 健康経営の施策としてInBodyを活用するため

✓InBody470導入の決め手
● 以前からInBodyを知っており、効果や仕組みについて理解していたため安心できた点
● InBodyで健康状態を”可視化”でき、社員の行動変容に繋げられると感じた点

✓得られた効果
● InBodyで身体が数値化されることで、社員たちが健康づくりに対して自発的に動き出した
● InBodyを活用したイベントを実施し、社員の健康改善に繋げることができた

機種モデル:InBody470

喜多機械産業株式会社(以下、喜多機械)は1926年に 「喜多商店」 として創業し、現在は建設機械・土木資材・農業機械の販売・レンタル・修理業を軸に、太陽光発電システムの設置や汚水処理プラントの構築など様々な事業を四国エリア中心に展開している企業です。従業員数は249名(2025年1月時点)で、本社や工場の他に16ヶ所の営業拠点を構えています。

2021年より代表取締役社長に就任した喜多 真一さんは “笑顔あふれ選ばれ続ける会社” をモットーに、お客様・仕入先様・社員・求職者から選ばれる会社を目指しています。その礎として健康経営(健康経営優良法人中小規模法人部門ブライト500認定)・スポーツ支援(スポーツエールカンパニー2025認定)・SDGsへの取り組み(徳島SDGsパートナー認定)・エシカル消費自主宣言など、様々な施策にも取り組んでいます。

▲ 左から川口 夕奈さん、喜多 真一さん

健康経営を担当している総務課の川口 夕奈さんは大学卒業後2023年4月に喜多機械に入社しました。現在は社内で開催される健康セミナーの企画や、SNS・掲示板などを利用した社内外向けの健康情報発信など、広報活動全般に取り組んでいます。

川口さん:
「就職活動で色々な会社の説明会に参加していた時に、喜多社長のお話を聞いたことが入社のきっかけとなりました。そのお話の中で、地域や社員のために様々な取り組みに尽力されていることを知り、私もこの会社で働きたいと思うようになりました。当社は当時から健康経営に取り組んでいましたので、会社の雰囲気や社長の従業員に対する思いやり、福利厚生の部分が充実していたことは、入社を考える上で大きなプラス要素になりました。」

喜多機械では2021年9月よりInBody470が導入され、健康経営の施策に活用されています。また、喜多機械が健康経営優良法人として最初に認定を受けた年も同年であり、以降5年連続でブライト500まで取得されています。

喜多社長:
「以前からInBodyを使用していたため、その効果や仕組みについてはよく知っていました。会社として本気で健康経営に取り組む中で 『どうすれば社員一人ひとりが、より健康を意識してくれるのか』 と考えた時に、InBodyによって健康状態を “可視化” することが行動変容に繋がるのではと思い、導入を決めました。」


健康経営におけるInBodyの活用について

新卒で入社した社員の研修は、徳島県内の建設業関連の4社が合同で実施しており、喜多機械の新入社員も必ずこの研修を受講することになっています。この研修が、InBodyを測定する最初の機会となります。また、社員の健康づくりに積極的に取り組む姿勢を示すため 「健康事業所宣言」 を行っています。これは、企業として社員の健康づくりを推進することを社内外に表明する制度で、全国の事業所で導入が進められています。その中で喜多機械では 「体成分分析装置(InBody)を使ったキャンペーンの実施」 を明記し、全社員が楽しく健康管理に取り組めるよう工夫しています。InBody点数と専用結果用紙の画像は 「カオナビ」 という社内システムに入力し、社員のプロフィール情報として登録されます。この情報は総務課が閲覧できるようになっており、社員の健康指標管理のために活用しています。

▲ 喜多機械の健康事業所宣言

喜多社長:
「見た目や健康診断だけでは分からない身体の状態がInBodyで数値化されることで 『思っていたより数値が悪かった…』 『えっ、あの人より点数高いの? 』 といった会話が社内で自然に生まれました。社員が自分自身の状態を正確に把握し、意識が変わったのです。実際に、通勤を自転車に変えたり、徒歩での出勤を始める社員も増えました。これまで健康づくりに腰が重かった社員たちが自発的に動き出したことには正直驚きました。」

▲ 喜多機械が実施する運動会の様子

InBodyの他にも、喜多機械が取り組む健康経営施策には、本社敷地内にトレーニングルームの設置・毎朝のラジオ体操・月2回の健康エクササイズ動画配信・スポーツクラブの利用補助・ボウリング大会・家族同伴の運動会など、楽しみながら運動習慣を身に付けられるような工夫が充実しています。また、社員が登場するオリジナル禁煙ポスターの作成・禁煙外来治療補助・オーガニック認証商品やフェアトレード商品の設置・食生活改善に向けたアプリ提供など、生活習慣の改善に役立つ様々な取り組みも行っています。


健康増進のモチベーションを高めるKITA Active Life Challenge

喜多機械ではInBodyを活用した健康増進イベントとして、KITA Active Life Challengeというイベントが年2回開催されています。県内外の全18拠点でInBodyを順番に回していき、全従業員がInBodyを測定して自身の体成分と向き合います。InBody点数が80点以上の従業員を増やすことも健康経営の一つの指標となっており、このイベントでInBody点数が80点以上(10,000円)、または前回のイベントより1点以上改善(1,000円)した従業員にはインセンティブが支給されます。直近2025年のイベントは244名の社員が参加しており、うち19名が80点以上を記録しました。参加者の7.8%が80点を超えており、2021年の第1回記録5.1%(80点以上10名/197名中)から数字を伸ばしています。喜多機械では2030年までに全社員が60点以上になることを目指しています。

喜多社長:
「健康経営の取り組みに積極的な社員と、そうでない社員の間には、健康状態にも大きな差があります。健康意識が元々高い社員は、様々な施策に前向きに取り組んでくれており、自然と健康な体を維持できています。一方で、健康に対する不安を抱えながらも、取り組みに対して積極的になれない社員も少なくありません。そうした社員に “やらされている” と感じさせず、自ら前向きに健康と向き合ってもらうためにはどうすればよいかを考えた結果、InBodyを活用した今回の取り組みにたどり着きました。」

川口さん:
「毎年5~7月と11~1月にKITA Active Life Challengeを開催しています。この期間が近づいてくると 『ちょっと歩きに行ってこようかな』 『もう少し食生活を変えようかな』 と、皆さんがソワソワしているのを感じます。前回より測定結果が悪くなっていた方は残念そうに結果を受け止めながら 『もう少し体を動かそう』 と自身の生活を見直されていました。InBodyを通じて社員の健康意識が確実に変化してきていると感じます。当イベントではInBody点数のみを活用していますが、筋肉量や体脂肪量など普段ではなかなか分からない情報が詳細に確認できるため、自分の健康状態を見直す良い機会になっていると思います。当イベントは社員の参加率も高く、はじめて開催した年は8割前後の参加率でしたが、2022年の11~1月開催以降は常に9割前後の参加率を維持しています。」

▲ InBodyを測定する山本さん

実際にKITA Active Life Challengeに参加された、環境エネルギー部産業設備課営業の山本 栞さんにお話を伺いました。

山本さん:
「入社したのがちょうど冬のイベント期間中だったこともあって、よく分からずにInBodyを測定しました。その時は、家庭用の体組成計では見ることができない体水分量・タンパク質量・ミネラル量に加えて筋肉量のバランスなども詳細に分かって、高性能で良いなという印象でした。

私は中途採用で入社していますが、前の会社にはこういう健康増進に向けた取り組みは一切なかったので、福利厚生だけで見ても喜多機械は恵まれているなと感じました。高性能かつ高価な機器で自分の健康をチェックできる環境があることは、すごくありがたいなと思います。スポーツ事業部もあってその方達とコアな話ができたり、社長からも色んな声を掛けていただいて、業務以外でのコミュニケーションもInBodyと健康経営を通して生まれているなと感じています。

また、ちょうど3年前からボディメイクの大会などに出場するようになって、InBodyはそちらにも活用させていただいています。ボディメイクは見た目で評価される競技ではありますが、その中身も重要だと思います。筋肉量や体脂肪量の数字はとても分かりやすく、ボディメイクにも活用しやすい指標です。私の場合は体脂肪率を14%くらいに維持していて、InBody点数は72~75点の間を行き来しています。ボディメイク中に体重が増えると不安になることもありますが、筋肉量が増えて体脂肪率が下がっていれば安心できますし喜びもあります。」

▲ InBody測定後はすぐに前回との変化量やInBody点数を確認

川口さん:
「社員一人ひとりの健康意識が高まるのはもちろんですが、皆さんがInBody測定を楽しんでいる様子や、『前回の測定値と比べてどう変化したか』 『筋肉量やInBody点数がどれくらい上がったか』 というような健康に関する会話が自然と増えたこともプラスになった部分だと感じています。80点以上の社員がいると 『○○さんに追いつきたいな』 と周りにも良い刺激になっていて、社員同士で健康習慣を学び、高め合えているように感じます。60代でも80点を超えている社員がおり、InBody点数や運動を始めるのに年齢は関係ないと実感しています。」


終わりに


川口さん:
「今後はInBody点数が改善できた人を対象に、成功事例をまとめて社内で発表するような企画も面白いのではと考えています。その人の運動習慣や食生活を取り上げながら、どのような日々を過ごしてどれだけ点数が上がったのかを具体的に紹介できれば、社内コミュニケーションの更なる活性化にも繋がると思います。また、毎月2回健康エクササイズ動画を配信していますが、実際にこれらのエクササイズを実践したら体成分にどれだけ効果があるのかを検証してみたりすることも面白いのではと考えています。」

喜多社長:
「どれだけ素晴らしい商材やサービスがあっても、それを届ける社員一人ひとりが元気に笑顔で働いていなければ、お客様に本当の価値は伝わりません。心と身体の健康はもちろんですが、社内の人間関係や地域との繋がりなど、あらゆる関係性が健康に大きく影響を与えます。InBodyは、誰でも簡単に使えて “見た目の健康” だけでなく “本当の健康” に近づくための第一歩となります。まずはInBodyで、自分自身の身体を可視化するところから始めていただきたいです。

また、今後は社内だけでなく社外にも “健康の輪” を広げていきたいと考えています。すでにInBodyの販売実績はありますが、当社ではレンタル商品としても保有しており、レンタルの活用提案も更に強化していきたいと思っています。例えば、年に一度だけでもInBodyをレンタルして社員の健康を可視化することが、健康経営を始めるきっかけになります。こうした提案を他社にも広げることで、社内の健康経営の推進と同時に、一事業としての価値も提供していきたいです。」